GMが破産法申請、「国有化」に
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2009/06/02 |
米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)は1日、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)適用をニューヨークの連邦破産裁判所に申請した。3月末時点の負債総額は1728億ドル(約16兆4000億円)。総資産は822億ドル(約7兆8000億円)で、ロイター通信によると、米製造業最大の倒産。過去の米企業破綻(はたん)では、昨年9月の証券大手リーマン・ブラザーズなどに次いで、3番目の大きさとなった。米政府は景気や金融市場への影響を最小限に抑えるため、301億ドル(約2兆9000億円)の追加融資を実施。最長でも3カ月の破産手続きを経て誕生する「新生GM」を実質国有化し、スピード再建を実現する方針だ。(時事通信090602)
◇GM本体だけではなく、アメリカ国内のステークホルダーも救済される予定ですが、国外の取引先や部品メーカーなどは、その対象にはならない可能性があるのは保護主義だとか、大量のリストラとは何事だとか様々な批判もあります。
◇特に「国有化」というのは、ガバメント・モーターなんて買わないという消費者の反応もすぐに出ているようです。もちろん、国のために積極的にGM車を買うという市民もいます。
◇現時点で、ポール・グルーグマン教授は、この件に関してブログでは発信していませんが、おそらくやむを得ないだろうけれど「国有化」を長く続けることには異を唱えるでしょう。それより、今は雇用の救済を優先するのは正解だが、そのあとどうするのかビジョンを示すように要求するでしょう。
◇そしてそれが今できないのは、おそらくGMを今のまま持続できないからであると率直に語るのでは・・・。
◇オバマ大統領は「国有化」が本当のねらいではないでしょう。今はアメリカ産業の象徴を救おうと言っているけれど、その産業の転換をはかって、新しいアメリカ産業の象徴を作ろうとしているのでしょう。GMそのものが象徴ではなく、GMは新しい産業の機能として合理化されるわけですね。
◇そして20世紀アメリカ産業の歴史的遺産として殿堂入りさせてしまう。21世紀の新しい産業の歴史の幕を開いたのがオバマ大統領だったのだというアメリカン・ストーリ創りの一環としてのGM救済政策なのではないでしょうか。
◇そのトリガーとなるのがGMによるハイブリッド車「シボレーボルト」。すでに世界の流れになりつつあるグリーン・ニューディールの産業化が本当の目的なのでは。いったん「国有化」することにより、経営に口は出さないかもしれませんが、オバマ政権の政策を色濃く反映させるのはそう難しいことではないということでしょう。
◇そのやり方が民主主義的でないように映りかねないし、資本主義的でないことは確かですね。さて、ポール・クルーグマン教授はどう切り込むのでしょうか。
| この記事のコラムニスト:本間 勇人| この記事のURL| コメント(0) |
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