「原子力」の名 学科専攻名として復活
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2009/04/06 |
◇「原子力」の冠、復活 学科・専攻名 08年度は7大学に(朝日新聞 2009年4月6日)によると、
文部科学省原子力計画課によると、「原子」の名が付いた学科は、84年度は東北大、大阪大など10大学にあったが、90年代に入って減少し、02年度には、ついにゼロになった。大学院の専攻でみても、9大学のうち7大学で姿を消した。それが08年度は、学科があるのが東京都市大(3月まで武蔵工業大、東京都世田谷区)など2大学、大学院の専攻でも5大学と、増加に転じた。減少した最大の理由は学生の人気の低下だ。その陰には86年に旧ソ連で起きたチェルノブイリ原子力発電所の事故や、95年の高速増殖炉「もんじゅ」のナトリウム漏れ事故など、相次ぐ事故による原子力への「逆風」があった。
◇学科や専攻名は、本当によく変わります。大学全入時代と言われて久しいですが、学生獲得のために名前を変えることが多いのでしょう。
◇しかし、世の中が変化しても不易のものもあるわけです。そこの危機管理が学科名の変更で緩むのは困ります。人類にとって何が大事なのかは、市場の原理であっても保守しなければ、市場そのものが危ういわけです。
◇そうはいっても、市場自体は目先の利益で動かざるを得ないわけです。CO2排出を防ぐために急に「原子力」が見直されたというのも本当のところはどうなのでしょう。排出権がからんでいるからとかいうことでなければよいですが。
◇結局科学とは何か?手塚治が提起していた問題を、議論し続けるしかないでしょう。議論の継続が市場の健全さを保守する唯一の行動だと思います。政府や第三者機関がコントロールするのだけは避けたいものです。そういう意味では、議論の殿堂、学問の自由の拠点である大学で「原子力」という名が復活したのは意義がありそうです。
| この記事のコラムニスト:本間 勇人| この記事のURL| コメント(0) |
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