生きるとは何か。林建次さんと伊藤史織さんの出版パーティ行われる。
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2009/08/03 |
◇8月2日(日)、下北沢カフェ・フリーファクトリーで、林建次さんと伊藤史織さんによる「生きるために人は夢を見る。」(A-Works)出版記念パーティが開催された。そしてパーティ直前、15時30分から2時間にわたり、林さんと林さんの人生を変えたボクサー大嶋宏成さん、伊藤史織さんによるクロストークも行われた。

◇大嶋さんをはじめ多くのボクサーの生き様。本書はそれを林さんの写真と伊藤さんの文章で描いている。そして撮影を通して見えた生きることの真実を、林さん自身が語っている。
◇クロストークで明らかになったのは、撮られる側・撮る側という関係では、このような本は編集できなかったということだ。
◇大嶋選手が勝ち続けていた時、群がっていたマスコミも、引退試合以降は、くもの子を散らすようだったが、林さんと伊藤さんチームだけはずっと伴走し続けた。
◇ボクシングを撮っていたというよりは、ボクサーの何かにむかって「がむしゃらに」生きる様を撮っていたようだ。
◇大嶋さんは、はじめ常に勝つこと、それによって自分を評価していなかった人たちに自分を認めさせるのだと思っていたが、それは錯覚だったと。
◇本当は自分という殻を破るために闘ってきたのではないかと。そしてそれは林さんも同じだった。しかし、二人だけでは、その共感を見える化できなかった。伊藤さんが言葉に変換してはじめて、「人は生きるために夢をみる。言い訳のない人生を送ることが大切だ」ということが映し出されたのだ。
◇林さんは、ボクサーの生き様をこれからも撮り続けるが、劇団の役者の生き様にも共感し始めている。大嶋さんもドラマの役者として次のステージを歩み始めている。伊藤さんは、彼ら二人をはじめ「がむしゃらに生きる人」の根っこをことば化し続けるだろう。
◇ことばと写真と生き様は、大切なものを多くの人に運ぶ。トークショーは立ち見がでるほどの参加者が集まった。感動の輪はすぐに広がった。
| この記事のコラムニスト:本間 勇人| この記事のURL| コメント(0) |
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「生きるために人は夢を見る―左腕のカメラマン林建次」。作家の伊藤史織さんが「中学道徳2」(光村図書)のために書いたエッセイ。23歳のときに交通事故で右手の機能を失ったが、左手でカメラを持ち、レリーズを口にくわえ、歯でシャッターを切るスタイルで、生きるために夢を見るカメラマンの道を歩むことになった。





