自己言及的な鳩山政権 過去官僚内閣???
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2009/10/12 |
脱官僚依存を訴えて発足した鳩山政権。各府省の大臣、副大臣、政務官の政務三役を中心にした政治主導をスローガンに掲げているが、首相官邸をはじめ、気が付けば政府の中枢を霞が関OBが占有している。果たして官僚の経験をいかして政治主導に反映できるか、それとも「官僚OBによる官僚支配」になるのか。・・・・・・『過去官僚内閣』だ」(自民党中堅)といった揶揄(やゆ)は広がっている。(産経新聞091012)
◇いやはや、今さら、こんな揶揄をするとは・・・。
◇初めからエリート主義的政権であることを知っていたではないか。
◇日本の場合は、エリートは東大から生まれているのだ。
◇これは明治維新以来の日本の文化である。
◇近代化というのは官僚主義を生みださざるを得ない矛盾したシステムだったのである。
◇この矛盾、つまり自己言及を、自らなんとかしようとしたエリートと
◇矛盾を我慢しながら、富国強兵・殖産興業を推進し、優勝劣敗こそ社会進化としたエリートも同時に
◇東大から生まれた。
◇戦前は、一高から東大に進んだ人材に、内村鑑三と新渡戸稲造の薫陶を受けた東大エリートであり、
◇クリスチャンであったグループがいて、優勝劣敗エリートと闘っていた。
◇戦後この人脈のリーダー南原繁や矢内原忠雄がクリスチャン人脈東大エリートで、
◇しばらく世を席巻したが、
◇その後勝ち組負け組志向の市場経済にシフトしていった。
◇クリスチャン人脈東大エリートは、自分たちが生きているときは、
◇生の声で思想を展開できたが、理念ある市場経済をシステム化することはできなかった。
◇この理念の片隅に実は「友愛思想」もあった。鳩山一郎自身カトリック信者のはず。
◇吉田茂も実はカトリック信者。
◇しかし、彼らの立法感覚は自然法論がどこかに残っていたため、
◇彼らの死後、法実証主義が用意されていたから、立法段階で、
◇戦後のクリスチャン人脈よりのエリートの思想は衰退。
◇これが世に言う大きな物語の喪失の1つ。そしてポストモダン突入。
◇がしかし、89年のベルリン崩壊後、ポストモダンは怪しくなった。
◇金融資本主義で乗り切ろうとするが、何度もバブルははじけ、
◇9.11にはじまるテロはなくならない。
◇再び理念の時代がやってきたか?
◇もちろん戦後のような理念のあり方ではなく、いかにシステム化するかが重要。
◇システムとは法整備のこと。ルールの体系というわけだからだ。
◇すると国家単位の法整備ではモトノモクアミ。
◇そこで再びカントの永久平和論的世界合衆国構想。
◇自己利益主義が一瞬背景に退くから、理念の時代のように見える。
◇理念とは常に自己言及的なのだ。
◇理念を宣言した瞬間に矛盾が露呈する。
◇もちろん、それは意味が違うのだけれど同じ言葉を使わざるを得ない見た目の矛盾なのだが、
◇繊細な言語感覚を無視する優勝劣敗型エリートは、揶揄というレトリックを使用する。
◇揶揄なのか野次なのかその差異の感覚はもちろんない。
| この記事のコラムニスト:本間 勇人| この記事のURL| コメント(0) |
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