「Jデビット」 伸び悩み
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2010/03/08 |
金融機関のキャッシュカードで買い物ができるデビットカード(Jデビット)の全国展開から、6日で丸10年を迎えた。銀行業界は当初、「クレジットカードにとって代わる」と期待したものの、思うように広がっていない。
巻き返しには加盟店の拡大が不可欠だが、肝心の銀行は熱気が冷めている。 (中略)
Jデビットは、銀行のシステムと加盟店の端末を結び、直接決済する仕組み。
現在は全国約1200の金融機関が参加する。クレジットカードのように入会時の審査が不要で、入会金や会費も無料。引き出しや振込手数料がかからず買い物できる。 (中略)
日本銀行のまとめでは、08年度には後発の電子マネーにも決済金額で逆転を許した。 (中略)利用者にとっても、クレジットカードのようにポイントが付かないことなど、いま一つ「お得感」が見えにくい。 (asahi.comより)
アメリカで買物をしたときに、よく ”debit or credit ?” と店員に尋ねられた経験がある。
デビットカードとクレジットカードのどちらでの支払いを選ぶのかが至極普通なくらい浸透しているのだろう。
(留学当時は、"cash, check , or credit ?" だったが。)
ちなみに、debit と credit という単語は簿記でも使用される。debit が(借方)でcredit が(貸方)だ。
1年に1度、自分でtax return(確定申告)を誰もが行うアメリカ人にとっては、デビットカードとクレジットカードの違いはとても鮮明で、自分の家計の状況に応じて使い分けているのだろう。
一方、日本では普通の会社員が確定申告を行う機会も少なく、簿記的な知識をそれほど有する必要もない。
ゆえに、デビットカードとクレジットカードの違いがそれほど明確ではないのかもしれない。
むしろ、ポイント還元などの”お得感”のほうにはとても敏感。エコポイントによる液晶テレビの売上げ増などいい例だ。
昨年、何かのインタビューでポールクルーグマンが日本のエコポイント制度の創設時に評を求められたときに、
「現時点で何にポイントが使用できるかわからないのに、うまくいくのか疑問だ」というような受け答えをしていたのをおぼろげに記憶している。
実際には、うまくいっているように思える。
どんなに情報発信が多様で情報共有が容易になっても、”文化的”な慣習を踏まえたうえでのアプローチが何事にも考慮されるべきなのかもしれませんね。
(今年のアカデミー賞を受賞した、”ザ・コーヴ”は、まさにかっこうの具体例。。。)
参照元:asahi.com 「Jデビット」10年 加盟店増えず伸び悩む
| この記事のコラムニスト:岡部 憲治| この記事のURL| コメント(0) |
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