障害者の教員採用門戸広げる/神奈川県

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障害者の教員採用門戸広げる/神奈川県

ニュースカテゴリ:教育イノベーション 2009/05/07

◇「障害者の教員採用で門戸拡大/神奈川県(5月7日0時0分配信 カナロコ)」によると
 


(神奈川)県教育委員会は県内公立学校の教員採用試験で、一般選考とは別枠の身体障害者特別募集枠を設ける。二〇〇九年度の試験から導入し、採用は十人程度の想定。教職課程を持つ全国の大学を対象に、身体障害者の推薦制度も創設する。門戸拡大とともに、教育的効果を高めることが目的だ。県教委によると、身体障害者の特別募集枠、大学推薦制度ともに、二〇〇八年度段階で導入している都道府県や政令指定都市はないという。



◇横浜開港150周年。明治を開いた原点に返ることによって、「自由・平等・博愛」の近代の社会のコンセプトに立ち還る立法作業だと評価できます。

◇オバマ大統領も、思いきり古き良きアメリカの独立精神に立ち戻っています。リンカーン生誕200年でもあるわけですね。

◇そうはいっても冷戦崩壊まで、自由と平等は相反する政治ビジョンでした。EUが誕生するまでは、博愛はそれほど重視されてこなかったですね。

◇そういう意味では、20世紀はどちらこというと近代の矛盾が前面にでて、そこが問われてきましたが、21世紀はやっと近代の夢を実現する大きなベクトルが見えてきたのかもしれません。実際、神奈川県では、

 

県教委によると昨年六月一日現在、県教委所管の公立学校で計百六十八人の身体障害者が教員や事務職員として勤務している。盲目の教員として盲学校以外の県立校に初めて採用された長谷川浩志さんが教壇に立つ県立横須賀明光高校(横須賀市佐原)をはじめ、教育現場で障害者の教員の情熱に生徒が感銘を受けたり、人間同士が支えあうことの重要性に気づくなどの効果があるという。



◇「博愛」の部分の重要性への気づきが生まれているのです。

◇都市社会学者リチャード・フロリダ(トロント大学教授)の唱えるクリエイティブ・クラス台頭論も、実はこのベクトル上にあるわけです。クリエイティブ・クラスの構成要素は、才能(Talent)、技術(Technology)、寛容(Tolerance)という3Tです。

◇クリエイティブな才能はすべての人が持っている、つまり平等です。クリエイティブ・クラスは技術によって経済的にも精神的にも自立します。つまり自由です。クリエイティブ・クラスは、社会に対して寛容です。つまり博愛です。

◇神奈川県は、クリエイティブ・クラスのリーダー作りというパラダイム転換をやろうとしているということでしょう。

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教育や学習を専門知や政策知とは違う切り口で見てきました。今後も公共知で探究を深めていきます。